そもそも、部品表に表示される情報はどこに定義されているのでしょうか?
デフォルトの部品表の構成を確認してみましょう。
手順1:ワークベンチはアセンブリー・デザインにしておきます。
手順2:ツールバーの[解析]メニューから[部品表]機能を選択します。
手順3:<部品表>ダイアログボックスの右下にある『形式を定義』ボタンを選択します。
手順4:ダイアログボックスの【拡張】タブに切り替え、『タイプ』のプルダウンメニューから「エレメントから」を選択します。
手順5:部品表用のプロパティを確認します。パーツ番号/タイプ/名称/改訂などが表示されています。
これらは、アセンブリーを構成している部品のプロパティに予め定義されている情報です。予め用意されていないけれども部品表には表示したい項目があった場合、このプロパティを追加することで部品表に出力することができる項目を増やすことができます。
プロパティを追加して部品表を作ってみましょう。
手順1:アセンブリー構成要素のツリーを展開し、パーツ番号を右クリックし[プロパティ]を選択します。
手順2:<プロパティ>ダイアログボックスの左下にある『その他のプロパティを定義』ボタンを選択します。
手順3:文字列タイプのパラメータを追加し、【材料】=【ステンレス】と名前を入力しておきます。他の部品も同じように定義しておきます。(【材料】=【プラスチック】)
これで、プロパティが追加できました。
では、部品表の定義画面を見てみましょう。
先ほどは表示されていなかった【材料】の項目が『非表示のプロパティ』ペインに表示されています。これを『表示されるプロパティ』に送ります。
これで部品表の準備完了です。
それでは部品表を出力してみます。
手順4:図面の[シート背景]または[作業図](通常部品表を作成している方に設定してください。)で『部品表』コマンドを使用して部品表を作成します。
図のように追加した【材料】の項目が部品表に出力されています。
部品表はCATIAの図面に出力するだけではなく、テキストやExcel/html等に出力できます。
プロパティを追加は、それぞれの部品に定義する必要があります。面倒であれば、マクロ等を使ったりして項目さえ作ってしまえば、あとはそれぞれの項目を埋めて行くだけです。
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